立って歩いているのに首が座っていない?
首が座るとは後頭部を支えなくても縦向き抱っこができる状態です。
つまり重たい頭をバランスよく適切に保てるようになること。
さてそれなのに首が座っていない子供なんているのでしょうか。
ちゃんと頭を支えているように見えていても実は支えきれていないお子さんがとても多いのです。
頭は大人の体重の10%程度ですが、こどもの場合は4-5歳までに大人とほぼ同じ大きさになるため最大でなんと体重の30%にも!
そんな重たい頭をバランスよく保てるとは赤ちゃんの首まわりの筋肉や関節の発達には驚くものがあります。
適切に保つとは、頭をしっかりと自由に動かせキープできることです。
別の表現をすると、ニュートラルな状態の時に軽く顎を引いて頭をまっすぐにできているか、です。
首周りの発達には様々な筋肉や関節などが関係して頭を支えています。
もちろん筋力の発達も必要ですがそれだけで支えられるわけではなく、重力と筋肉そして関節などが複雑に関係しあい無意識に調整できるようになるから
縦抱っこができるようになった赤ちゃんは、一生懸命に頭を支えようとはしてませんよね
つまり頭を支えるそれらの機能が重力と折り合いがつくようになったのです
首の座っていないお子さんはどんな状態でしょう
「顎が引けない・顎が上がる」
適度に顎が引けないと後頭部に頭が傾きます。
後頭部に傾くと口がポカンと開いてしまい、舌の位置が後方へ下がります。
口周りの筋肉の発達の遅れとなり余計に口が閉まりにくくなる。
→口呼吸になりやすく、虫歯や歯並びの悪さ、慢性的な鼻詰まり
「頭が斜めになる」
首のすわりがしっかりしていないと頭の重心を適切な位置にキープできずに斜めになってしまいます。
→体の真ん中の正中線が育ちにくく、左右の弁別にも時間を要する
「すぐに横になる」
頭の重さを支え続けることが大変なので肘をついて頭を支えたり横になったり寝そべったりして頭の重たさを解消します。
→重力との折り合いが悪く、筋力が育ちにくく姿勢が悪く、勉学に集中できない
どのように見えるでしょう
- すぐ横になりダラダラしている
- 座って話を聞けない
- 猫背で姿勢が悪い
- 集中力がなく話も上の空
- ぼーっとしている
- 疲れやすい
- 呼吸浅く自律神経が不安定でイライラしやすい
- 睡眠が浅い
- 風邪をひきやすい
- 歯並びや噛み合わせが悪い
こんな時どうする
頭の重さに対抗するにはやはり首周りの筋肉の筋力や関節の発達を促すしかありません。
この場合、大人の筋トレのように重いものをぶら下げる必要はありません。
仰向けになって、頭を持ち上げてみてください。
顎を引くように、おへその方を見られるならOKです。
この状態で10秒くらい楽にできるようになると良いですね。
ズボンを持って無理やり首を持ち上げたり、歯を食いしばらなければならないようであれば
適切な筋力や関節が備わっていないことになります。
体の力を抜いてキープできるようになれば良いです。
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